怒れる西部
傷つきやすい大地とその将来
かつて青い空、無限の地平線、豊かな自然に恵まれていたアメリカ西部は、2世紀にわたる東部(連邦政府)の権力支配と飽くなき資本家の台頭で、環境問題や社会病理に苦しむ地に変貌した。開発か自然保護か、中央政府か地方自治か、その狭間で苦悩する西部の実態をさまざまま面から描く。優れて現代的課題に挑戦する話題の書。
プロローグ─さらば西部 1章 怒りの根─植民地主義 2章 燃える岩─オイルシェール 3章 地中の雷鳴─石炭と石油 4章 悩める大地─地元住民の苦悩 5章 変わりゆく西部─人口の流入と危機 6章 戦争の落とし子─MXミサイル 7章 オアシスとしての西部─砂漠と平原の水 8章 西部の地主たち─連邦への怒り 9章 山積する怒り─ヨモギ反乱(1) 10章 暗黒の騎士たち─ヨモギ反乱(2) エピローグ─帝国の星
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