近代世界の公共宗教
著者 |
カサノヴァ,J.(ホセ)
著 津城 寛文 訳 |
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ジャンル |
書籍
> 哲学・宗教 > 宗教・倫理 |
出版年月日 | 1997/01/01 |
ISBN | 9784472108716 |
判型・ページ数 | A5・400ページ |
定価 | 7,150円(税込) |
在庫 | 絶版 |
宗教は、近代化が進むにつれ世俗化・私事化し、衰退していくという憶測に反して、むしろ公的な舞台に再登場してきている。公共宗教の復興というグローバルな現象を具体的な事例で提示し、現代的な価値と共存可能で、近代の拡散した公共領域の健全化のために望ましい、市民社会レベルでの公共宗教の形態がありうると論じる。
Ⅰ 序論 世俗化と啓蒙主義と近代宗教/私的宗教と公共宗教 Ⅱ 五つの事例研究─分析的序論 スペイン─国家教会から公認廃止へ/ポーランド─国民の教会から市民社会へ/ブラジル─寡頭制の教会から民の教会へ/福音主義プロテスタンティズム─市民宗教から根本主義セクト、新キリスト教右翼へ/合衆国におけるカトリシズム─私的デノミネーションから公的デノミネーションへ Ⅲ 結論 近代宗教の脱私事化
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