アメリカの風土と地域計画
大陸的な広さをもつアメリカにおいては、政界や財界、果ては学問研究の領域まで地域をベースに考察しようという傾向が強まっている。州よりも広く、複数の州にまたがる地域をどう捉えるか、風土と地域の概念が地域開発計画にどう影響し、地域の住民はどう対応してきたか、具体的な実例をあげて展開する。
Ⅰ 地域と地域的差異 地域とは/合衆国における地域的差異を生み出す要素/合衆国における現在の地域差形成の歴史的基盤/アメリカは均質か? Ⅱ リージョナリズム(地域計画) フロストベルト対サンベルト─個別事例/20世紀後半における地域と資源─東部対西部/都市・産業経済の変容─貧困と潤沢/公共政策と地域計画(1)─テネシー川流域開発公社(T V A)/公共政策と地域計画(2)─60年代のアパラチア地域委員会および連邦による他の地域計画/公共政策と地域計画(3)─都市問題/総まとめ─地域とリージョナリズム
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