子どもの本と〈食〉

物語の新しい食べ方

子どもの本と〈食〉

ピーターラビット、ぐりとぐら、小公女、秘密の花園……。〈食〉からおいしく児童文学を読み直し、物語の本質に迫る画期的論稿集。

著者 川端 有子
西村 醇子
ジャンル 書籍  > 絵本・子どもの本  > 子どもと本
出版年月日 2007/01/01
書店発売日 2007/01/10
ISBN 9784472403408
判型・ページ数 A5・224ページ
定価 2,970円(税込)
在庫 品切れ・重版未定

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ピーターラビット、ぐりとぐら、小公女、秘密の花園……。児童文学は食べ物や食べることを多く描くが、〈食〉はモラル、エコロジー、身体、セクシュアリティ、コミュニケーション、カルチュラル・アイデンティティ、家族などの問題を身近なかたちで表象する。〈食〉という面からおいしく児童文学を読み直し、物語の本質に迫る。

●はじめに
〈食〉と子どもの本のおいしい/危険な関係(川端有子)
●1 絵本と幼年文学を食べる
「お皿洗いを手伝っていただける?――絵本に描かれた〈食〉(浅木尚実)
みんなで食べる楽しいね――幼年文学と〈食〉の関係(佐々木由美子)
【コラム】古風なアパートの優雅な食卓(西村醇子)
●2 古典をもう一度味わう
『砂の妖精』における〈食〉の役割――ファンタジーと現実のはざま(永島憲江)
空腹の少女たち、満腹の子どもたち――『小公女』と『秘密の花園』における〈食〉の意味(川端有子)
ベジタリアンになったドラゴン――ローズマリー・マニングのR・Dの場合(山本麻里耶)
【コラム】卵の味(西村醇子)
【コラム】雑煮、プリン、ホットケーキの正体(川端有子)
●3 児童文学の新しい調理法
魔法使いの食卓と大地に根ざすモモの木――〈食〉から読む〈アースシー〉シリーズ(鈴木宏枝)
コンデンスミルクの魔法の力――M・モーパーゴの物語技法としての〈食〉(内藤貴子)
【コラム】イギリス人と魚(西村醇子)
●おわりに
新たな始まりへ(西村醇子)
もう少し食べたいひとのために――お奨め独断ブックリスト
タイトル索引
人名索引

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